医療用かつらとは

抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症などでお悩みの方のために

医療用かつらとは、抗がん剤治療による脱毛や円形脱毛症などでお悩みの方が、一時的に着用するかつら(ウィッグ)のことです。
抗がん剤治療を行う方の場合、副作用による脱毛から頭のサイズが大幅に変わったり、頭皮のコンディションが非常にデリケートになります。
患者様にとって、どのかつら(ウィッグ)を活用しても良いというものではなく、ファッション性だけではなく、機能面からもご自身にあったものを選ばなければなりません。


医療用かつらに求められる機能

髪の量の変化へ対応する。

抗がん剤治療を行う方の頭髪は、通常期・脱毛期・回復期で髪の量は大きく変化していきます。また、怪我による脱毛や、円形脱毛症による抜け毛なども抗がん剤治療と同様に、予想以上に髪の量は変化し、頭全体のサイズが大きく変化してしまいます。
医療用かつらには、患者様が不安に感じないような、サイズ変更に対応できる機能が不可欠となります。

敏感な頭皮への対応

抗がん剤治療により脱毛してしまった患者様にとって、髪によって保護されていた頭皮は、抗がん剤の影響から、非常にデリケート。
植毛されているかつら(ウィッグ)をご利用される際に、最も気をつけなければならないのは、毛髪の結び目が頭皮に直接触れてしまわないことです。

夏の暑さなどへの対応

医療用かつらご愛用者のご意見の中には、夏の暑さへの不安や着用時の不快感が必ず含まれています。 医療用かつらは、特性上、地肌が透けて見えないようにするために、ファッション用かつらよりも毛量を多く仕上げなければならないのです。その為、医療用かつらには、暑さや汗をかいたときなどの対策も機能として備わっていなければなりません。

メンテナンスの簡便さ。清潔感

医療用かつらをお求めになる方のほとんどが、かつら(ウィッグ)を初めて購入される方々です。
そのため、汚れたときの洗浄はどうすれば良いかなど、できる限りわかりやすく、取扱いやすいものが望まれるべきと考えています。
治療に専念できる環境づくりのためにも、お手入れが楽な、どんなときにも清潔な状態を保つことができる機能が備わっているかつらが求められます。

ナチュラル感

たとえ、どんなに短い期間の着用であっても、自分に似合う医療用かつらは頼もしい相棒にもなりえるのです。しかし、自分に似合うかつら(ウィッグ)を見つけることは、人によって難しいこともあります。自分に似合う医療用かつらをみつけるためには、何種類も見比べることができることや、希望するスタイルのイメージを具体的に提示してくれる体制があることが非常に重要です。

機能と価格の整合性

残念ながら、医療用かつらの場合、健康保険や高額医療費等の公的保険の適用がされません。ご購入を検討される場合には、予算内で、ご自身に合った医療用かつらを、提案してくれるなどのサポートが充実している医療用かつらメーカーに相談すると良いでしょう。

医療用かつらにはご購入後、すぐに着用できることが大切です。

抗がん剤治療を行う患者様が医療用かつらをご購入される場合に、どのタイミングでかつら(ウィッグ)を購入するかについては難しい問題となります。
医療用かつらはご購入後すぐに着用ができ、脱毛の状態に合わせてサイズ調整が柔軟にできる機能かサービス体制が整っていることが最も重要なことです。

医療用かつら Q and A

医療用かつらを用意する時期?
抗がん剤投与から2〜3週間で脱毛が始まることが多く、出来れば治療前にかつらを選ぶことが良いです。
医療用かつらをかぶる期間はどれくらい?
初期治療の場合は治療が終わって髪が生えそろうのに半年から1年間かかるので、併せて約1年から1年半程度です。

脱毛前にしておくこと?
出来ればショートカットに。脱毛が始まると長い髪は何かと大変で、精神的ダメージも大きくなりがちです。
風の強い日の外出はどうすれば?
医療用かつらの上から、耳までかぶれる深めの帽子やバンダナを。
帽子にセットできるナチューレピースもお勧め。

脱毛中のヘアケアの注意点は?
抗がん剤で頭皮は敏感に。シャンプーなどはベビー用や敏感肌を。パーマやカラーリングも避けるのが無難です。
パーマやカラーリングの解禁時期は?
抗がん剤投与終了後、半年くらい経てば頭皮が元の状態に戻ってくることが多く、そうなれば可能です。